ライアーレッスン日に楽譜「ル・ローヌ」をいただいた。朝ドラブギウギで音楽担当の服部克久氏作曲のすてきな曲です。これもまた難しい。
展覧会の絵、嵐の歌っている故郷、ル・ローヌ。日々練習続けます。継続は力です。
失われた三十年と言われてきた株価も、遅れに遅れて三十四年ぶりに市場高値を更新したようですね。気分的にも明るい兆し?
しかし私のお茶の失われた二十数年はなかなか取り返せないようです。
盆手前でも間違え、薄茶手前でも違え。
お免状はどこまでいただいていたのかしら、とちょっと気になり、調べてみたところ「習事十三か条」まででした。
一応お茶の基礎は学んでいたようですが、長い眠りから醒め、お道具に向かうと、ところどころ思い出し、ところどころ忘却。
ただお湯を沸かして茶を点てる、この一点にすがって続けていこうと思います。
更に難しい茶花の活け方。お茶の手前はきちんと順序があり、型があるけれど、利休の花は野にあるようにの言葉、これが一番難しいです。
庭に咲いていた桜草とホトケノザ。桜草は茶花ではないのかもしれないけれど、咲いていたので活けてみました。
野に咲くように・・・。思いつつもあぁ難しい。
ル・ローヌの楽譜を前に桜草 (花)
テーブルで盆手前の練習をした。
盆手前は子供の頃にやったきり。記憶はほとんど消えている。
動画で確認しつつ、表千家のグループサイトにアップしたところ、間違いを優しく指摘された。修正もアップした。
今、巷ではテーブル茶道が流行っているらしい。三千家とは別の組織?
講師の資格が一年以内?に取れるとかで人気のようだ。
既存の茶道ではとりあえずは十年の修練が必要?と記憶している。いまはどうか知らないけれど。
今は畳の部屋のない家が増えていること、椅子での生活が普通になり、正座のできない人たちが増えていること等々の生活様式の変化で、テーブル茶道の出現も時代の流れかな、とも思う。
従来の茶道でも盆手前は最初に習います。それを畳の部屋でなく、テーブルでお点前をすればテーブル茶道になるけれど。ただ勝手に流派の名を出して教えることができないだけ?
まぁ難しいことは横に置いてテーブルで盆点前をしてみた。
小鉄瓶があり、一人鍋用のコンロがあるのでそれを使った。新しい流派のテーブル茶道ではポットを使っているようだ。。
丸いお盆あったかなと探したところ、象彦のお盆があった。
お菓子は大好きなよもぎ大福です。
ただ、子供の頃の盆手前の記憶では、帛紗もお棗も茶筅もお盆の中に置いた記憶があるのだが、表千家の盆手前の動画ではでてきません。
その頃は別の流派だったのかしら?
盆手前よもぎ大福いただかむ (花)
月二回のライアーのレッスン日まで後三日。「展覧会の絵」行きつ戻りつ、戻りつばかりでうまく弾けない。はぁ、とため息をつく。
そこへ娘からスキーに来てるよ、と写真が送られてきた。
先月の終わりにニセコに来てるよ、と写真が届いたばかりなのに。どうも毎年行ってるようです。
羊蹄山は富士山みたいです。美しいね。でも雪ちょっと少なめだった?
そして、昨日から今度は苗場スキー場へ行ってるようです。
昨日からの雪でニセコ以上の雪らしい?。
楽しんでいますね。母はライアーで苦しんでいます。(笑)
弦弾くも響かぬ外は春の雪 (花)
花は野にあるように、との利休の言葉を思い出しつつも、茶花を活けるの難しさを感じています。
生花の流派はいろいろありますが、茶花は自由に活けて良い、と聞いている。以前にある方からいただいた茶花十二か月の本があったはずと、書棚の奥から引っ張り出してきた。
「野の花を活ける 茶花十二か月」田中昭光著
この本をお手本にしてお茶を楽しみたいと思います。
器も道具もないない尽くし。着たきり雀ではないけれど、掛けきりお軸に、飾りきり水指。それでもよいと思いつつ。
続けることが大事です。
菜の花を備前の徳利に活けてみました。
この本の紹介をあるところにしたところ、英語でコメントが入った。ヨーロッパのどこかの国から来られている方かな?素晴らしい本です。この本のおかげで私は床の間と花を通して四季への理解が深まる、と書いていた。日本では茶道は廃れていきつつあるのに、外国人が日本文化に惹かれ学んでいる?
徳利に野にあるやうに菜の花を(花)
お茶はやはり継続していくことが大切です。
長い空白の後に、押し入れの中で眠っていた道具を取り出した。
ところどころ忘れつつも、何となく流れに乗って手が動いていくことに安堵。
でもまた休み始めると一ヶ月が過ぎ、二ヶ月が過ぎていく。
これではいけないと思い、再度継続は力と思い直した。
我が家の和室には炉を切っていない。普通は風炉は五月から十月まで、炉の季節は十一月から四月までつかう。
しかし、元々の茶道は風炉から始まったと言われ、一年中使われていた。
ではではその初めに戻ってみようと言うことで風炉を一年中使うことにした。
茶道具の美意識は「冷え、枯る」別名「侘び、寂び」決して豪華華美ではない。
「侘び数寄でならした茶人がある日、利休に大金を送ってきて「とにかく自分のためにいい茶道具を選んでください」と目利きを頼みます。
ほどなく利休から届いた荷物を開くと、新しい真っ白な晒の布が大量に入っている。
慌てて添えられた手紙を読むと「なにはなくとも真新しい白い茶巾。これさえあればお茶はできます」と書いてあったと言う
利休の言葉に習って家にあった晒しと思ったが、晒しは麻なのでちがった木綿の布で作った茶巾をつかっている。ちょっとぼてっとして変だけれど。
茶巾、これ失敗作ですのでじーっとみないでくださいね。
持っている道具も少なく、名もないものばかりだが、とにかくお茶を一週間に一度は点てていこうと思った。
お菓子はいただいたクッキーセットの中のお菓子と、
落雁 花うさぎ