スイスの画家ホドラー展が兵庫県立美術館で開催されている。
安藤忠雄設計の美術館は中に入ると迷路のようで、
案内の矢印がないと無駄に動いてしまう。
ホドラーはテレビ等で宣伝されているのを見て興味を持った。
それまで目にしたことのない画家だった。
館内は空いていた。
身体の持つリズムを、動きを描いたという数々の作品。
どれも次の動きは予想できない。
レマン湖やアルプスの山々を描いた作品は、抽象化の一歩手前のような
不思議な存在感があった。
晩年のミューズとなった愛人をモデルに多くの作品を残している。
子供を出産したすぐ後に発症した癌に病み衰え、
死去する過程をドキュメンタリー風に描写していく。
冷酷といえば冷酷な・・・。
クロードモネもカミーユの死に行く姿を描きながら、尚も色彩について
考えていることに自責の念にかられたとか・・・。
美術館の外に出ると屋外展示の作品がありました。
作家名はわかりません。記号のようなものがちりばめられた作品です。
この上を歩いて帰りました。
この日のランチです。朝抜きですのでやはりパンとコーヒーがいいですね。