2021年2月13日(土)晴
すっかり忘れていそうなお濃茶のお点前です。
茶入れにお茶を入れてお仕覆に仕舞います。
一応お水屋での準備を済ませて、ユーチューブで記憶を確認します。
何となく覚えているような、忘れているような・・・。
大丈夫です。何となくクリスタルではなくできています。
記憶を巡らしながら二度お点前をして
お濃茶を二服いただきました。
お濃茶の二服は少し胃が変になりました。
お床の間飾りは小さな陶器のお雛様です。
2021年2月9日(火)曇時々風花
今日も寒い。
時々風花が舞っている。
桜餅が残っていたので茶を点てていただきました。
侘助や藪椿も咲きつつあるようなので
椿の絵の茶碗にしました。
無名の茶碗です。美しい。
茶の湯の世界で最高の茶碗は
喜左衛門井戸と言われています。
ここからは柳宗悦 茶道論集から引用します。
茶碗の最高のものは井戸で
井戸茶碗の最高のものは大井戸。
名器多しといえど「喜左衛門井戸」(大徳寺孤蓬庵蔵)は
天下第一の器物である。
茶碗の極致はこの一個に尽きる。
茶美の絶頂がそこに示され、「和敬静寂」の
茶境がそこに含蓄される・・・。
やがて柳宗悦はその大井戸茶碗「喜左衛門井戸」
と対面します。
宗悦は
いい茶碗だ・・・だがなんと平凡極まるものだ、と
心の中で叫んだと書いています。
世にも簡単な茶碗、そういうより仕方がない。
どこを探すもおそらくこれ以上の平易な器物はない。
平平担担たる姿である。
何一つ飾りがあるわけでない。何一つ企みがあるわけでない。
凡々たる品物である。
それは朝鮮の飯茶碗である。
一番値の安い茶碗・・・
誰にだって出来たもの、誰でも買えたもの。
土は裏手で取ってきたもの。
釉は灰からとったもの。
仕事は早く、削りが荒っぽい・・・。
ろくろの心(しん)は緩んでいる・・・。
焼き方は乱暴なのである。引っ付きもある。
そしてこれがまがいもない天下の名品
「喜左衛門井戸」なのである。
だがそれでいいのである。
それだからいいのである。
それでこそいいのである。
坦々として波乱のないもの、企みのないもの、
邪気のないもの、素直なもの、自然なもの、無心なもの、
奢らないもの、誇らないもの、
それが美しくなくてなんであろう。
と宗悦さんは書いている。
良いことを書いていますね。
もう一度読み返してみましょう。
椿の絵の茶碗から、
何故か、突然にとんでもない名茶器の話題に飛躍してしまいました。
もう一冊
著者の名前忘れましたが
「茶の道廃る」だったかな?という本も持っていたような
気がします。
探してみたが見つからない。どこかに紛れ込んでしまっていますね。
茶を点てし茶碗に椿つらつらと(花)
Thinking deeply while making tea
in a bowl with camellia drawn(hana)
2021年2月7日(日)晴
和菓子屋さんが絶滅危惧種に指定されそうになっているらしい。
近くの国道沿いにあった和菓子屋さんも閉店し、
その後にマクドナルドができている。
一時はデパートにも出店していた有名なお店だったのに。
和菓子に変わってスイーツ系が大繁盛です。
様々なスイーツが店頭に並んでいますね。
茶の湯にはスイーツは似合わないような気がしますが・・・。
もしかしたらこれも変わっていくのかしら?
スイーツをいただいてお抹茶をいただく・・・。
想像できないけれど、慣れればそれもありになる?
いえいえ、お茶にはやはり和菓子です。
この繊細な美しさにため息が出ます。
いつだったか、娘が鎌倉に出かけた時に立ち寄った和菓子屋さんから
写真が送られてきました。
鶯、水仙?椿もありますね。
きっと素敵な名前がついてるはずです。。
こちらがスティーブ・ジョブスが愛した
和菓子屋さん、赤坂青野の干支の和菓子です。
娘の住んでいる近くにあり、
初出の時にお仕事のお仲間に持って行ったようです。
そしてこちらは、私の今日の二人茶会(笑)で準備した
近所のスーパーの和菓子コーナーにあったさくら饅頭です。
懐紙はリュウサン紙ではないのでくっ付いて
大変でした。
最近の懐紙にはワックスを引いているのがあるようですね。
替え茶碗で二服目をいただきました。
囀るや春告げ鳥とふ和菓子あり(花)
Japanese sweets in the shape of a warbler seem to sing(hana)
2021年2月3日(水)晴
緊急事態宣言解除は1ヵ月延長になりました。
感染者の数字が少しずつ減ってきているのは、やはり
緊急事態宣言の結果かしら?
それとも
ベッド数が当たりないからPCR検査を抑制している?
どちらにしても
あともう少し我慢、我慢です。
立春の今日は寒い一日でした。
ウオーキングで見つけた藪椿です。
椿のそばに移築された藁葺古民家記念館があります。
軒下に置かれている古い農具がすばらしい。
右はお米を玄米ともみ殻やほこりをふるい分ける?唐箕(とうみ)のようです。
左は初めて目にしました。わかりません。
水車に似ています。。
木製の農具は雰囲気がありますね。
軒下に古農具二つ椿咲く(花)
2021年2月2日(火)晴
2月2日の節分は124年ぶりだそうです。
節分は2月3日と思っていましたが、
一年が365日ぴったりじゃないからだそうです。
今年はコロナのせいでお寺での豆まきも中止のところや
形を変えて行われたりしたようですね。
家に大豆があったので煎って豆まきをしました。
出来上がりは固すぎましたが。笑
恵方巻もまきました。
中身は高野豆腐、かんぴょう、椎茸、人参、春菊、卵焼きの
オーソドックスなものです。
とても美味しかったです。
スーパーのチラシには豪華な海鮮太巻きの写真広告がでかでかでていました。
確かに見た目は華やかで豪華でしたが・・・。
でも
おつくりはそれぞれ別々に食べるほうがおいしいような。
マグロならマグロだけの鉄火巻きがいいです。
そして鉄火巻きはやはり細巻きが美味しい。
まぁ、味覚は人それぞれですからどうでもよいことでした。
恵方巻をまいた後はウオーキングです。
池で鴨が鳴いています。
紅梅を眺めながら・・・。
明日は立春。
春ですね。
鬼は外豆を拾って食べている(花)
The demon is outside
Picking up beans and eating(hana)